今日は慰霊の日です
78年前の沖縄戦では
20万人余りの尊い命と文化遺産が失われました
戦前の人々が築いた貴重な橋が壊されたまま現在も残り、
戦争遺跡として保存されている場所があります

うるま市天願地区  キャンプ・マクトリアス近く
天願橋の脇にある『旧天願橋』

1934年(昭和9年)に建築された鉄筋コンクリート製の橋で
モダンな二重橋は『ターチー橋』『めがね橋』とも呼ばれ
サトウキビや生活物資を運ぶのに欠かせなかったそうです

米軍の沖縄本島上陸が迫ると
米軍の侵攻を妨害するため、日本軍の作戦により
破壊されましたが、橋は中央から折れ曲がった状態で、
完全な破壊に至らなかったようです
米軍は土を被せ、難なく橋を渡ってきたといわれています

案内版には橋の竣工記念に多くの人々が詰めかけ、
記念撮影をしている当時の様子が載っています
橋の完成に地域の人々は嬉しかったことでしょう

恒久平和を願い
二度と戦争を繰り返さないよう、
次世代に語り繋げていきたいですね。